D&I実践!デンマーク留学 / こいしももか

トビタテ留学JAPAN15期生としてダイバーシティー&インクルージョンを学ぶ留学しています。

76:インターンシップも受け入れているオーガニックファーム / STU制度紹介

日本のインターンシップは大学3年生の夏が定番で、長期インターンシップや学生生活をしながらインターンシップをする人は少なめだと思いますが、エグモントの学生は、学生生活をしながらここで働く、有給インターンシップをしている学生もいます。
また、エグモントでは、STU制度で学ぶ障がい者の学生が(エグモントの正規学生とはまた違います)校内では オフィス、キッチン、清掃、清掃部門、ホームヘルプ部門、ヴァンダラ (スイミング ホール) 、校外では 協力パートナー さん( 小売業、緑地、キッチン/食堂、オフィス/管理、保育、農業、動物保護) でインターンシップをしています。だから学生だけではなくスタッフさん側にも障がいを持った人が多いんです。
兵庫県と同じくらいの人口しかいないデンマークでは「すべての若者」が社会を背負っていく大人になれるよう丁寧な教育が展開されていると思います。

STU制度: デンマークで2007年から始まった独自の教育制度で、16歳から25歳までの障害のある青年が最長で3年間教育を受けることができる制度。 授業は年間最低840時間、インターンシップを含む実習活動の割合は年間最大280時間が基本方針。「すべての若者が教育を受けて、労働に参画する」ことを目指し、複数の教育機関や職業体験を組み合わせるという各若者に応じたカスタマイズが可能となっている。就労能力に限定せず、医学的観点による健康、社会的スキル、コミュニケーション能力、アイデンティティーや自己認識などが評価項目に含まれている。