D&I実践!デンマーク留学 / こいしももか

トビタテ留学JAPAN15期生としてダイバーシティー&インクルージョンを学ぶ留学しています。

128:カフェ見学

障がいを持つ人が働くこのカフェは日本でいうと就労継続支援B型のような所。幼稚園、保育園や小中学校でお馴染みのペタゴーが(北欧の教育といえばペタゴー)支援に入っていました。日本でも福祉の現場では生活支援員という職種があります、また、教育現場の支援員さんも子供たちの支援をしてくれますが、ペタゴーのような実習ベースの専門訓練を受けた専門職ではないのが実状だと思います。
カフェはOdder市民や企業、若者の集い、アート教室、展示会などに広く貸し出される身近なコミュニティーとして機能しているようです。開かれた場で障がいを持った人がインクルーシブに働くことができている素敵な空間でした。Cafe-Pakhuset https://pakhuset-odder.dk/

ペタゴー(生活支援員):デンマークにはペタゴー養成のための国営カレッジが全国で8校あり、3年半のカリキュラムを経て、子ども達や障がい、困難を抱えた人の生活支援をする仕事をしています。ペタゴーには3つの専門コースがあり、1児童・青年 2社会的問題を抱えた人(アルコール依存などの精神障がい)3身体的機能が低下した人(自閉症ダウン症、発達遅滞など)実習メインのカリキュラムは即戦力人材を育てるそうです。「個を育てる」「コミュニケーションを教える」ともいわれるペタゴーはデンマークの「ひとづくり」の根幹を支えるお仕事だそうです。 


デンマーク生活支援員(ペタゴー)育成システムに学んで 益本裕美
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n433/n433020.html
Plus-handicap Namiko Takahashi  https://plus-handicap.com/2018/05/9344/ より