D&I実践!デンマーク留学 / こいしももか

トビタテ留学JAPAN15期生としてダイバーシティー&インクルージョンを学ぶ留学しています。

109:はな(知的/身体障がい者)がチームにいること

はなの介助をだれか1人がするとなったら、体力が持ちません。だからチームを組んで役割を調整しあう必要があります。
はなは予定が突然変更になると混乱します。また、複雑なコミュニケーション(謙遜やおせじ、冗談、暗黙の了解)は分からないことが多く、はなには簡単な言葉で短く物事を伝えた方がきちんと伝わります。そうなると、チームのコミュニケーションもはなに合わせてシンプルにストレートになる傾向があります。逆にはなに伝えにくいことって、基本は言いにくいことで、いい感情じゃなかったり、シンプルに言い換えたらとんでもない内容になってしまうのかも。笑
はなや知的障がいがある人とのコミュニケーションは、自分の中の気持ちや考えをシンプルに整理できるというセラピー効果のようなメリットがあるんじゃないかと最近思います。
また、はなが混乱しないように前もって予定を伝えておくことや、特に新しい事をする際には、いったん頭の中でこんなサポートがいるなーと自然にシミュレーションする癖がつきます。たしかに、はなのサポートという仕事は増えるけど、長い時間は集中力も体力も持たないはなのために「段取り」を考えたり、わざわざきちんと声に出して確認したりするチームワーク(団結力)が強くなる気がします。

そう考えるとインクルーシブなチームってチーム力が高いかもしれません。支えることで支えられてる的な感覚を感じやすく、感情もシンプルに共有できたりして充足感も得られやすいのではないかと考える今日この頃です。