D&I実践!デンマーク留学 / こいしももか

トビタテ留学JAPAN15期生としてダイバーシティー&インクルージョンを学ぶ留学しています。

86:オーフスへおでかけ

障がいを持つ学生は、自分の障がいの度合いに応じて、授業時間外の介助をする学生ヘルパーを雇う事ができ、デンマーク人に関しては、学生ヘルパーの給与は自治体が支給しています。デンマーク人は、学費は無料。食費と住居費を支払わなければいけないので、学生ヘルパーにエントリーして必要経費をあてる学生も多いです。こうしてお出かけする時も学生ヘルパーには必要経費とお給料が支払われます。学生ヘルパー側もお仕事として責任をもってヘルパー業務を行います。
日本人の場合は、ヘルパーの費用は障がいがある学生側が自費で負担なので、学費+ヘルパー費用で負担は大きいです。日本人グループの場合は自費で準備したヘルパー費用を学生ヘルパーに配分するので、デンマーク人の学生の水準で学生ヘルパーに経費や給与が出るわけではないですが、こちらはこちらなりの助け合いでまわっています。
制度に違いはあっても、デンマーク人も日本人も介助経験がはじめてという人が多いので、最初は介助する方もされるほうもとても疲れるし、思いがすれ違う事もたくさんあります。どちらも相手の立場を思う事。しっかり話し合う事。それが1番大事だと感じています。